自己紹介、ひらがなレクチャー (日本語のクラス)
こんにちは。
今回は自己紹介についてまとめていきたいと思います!
日本語の初日のクラスでクラスルームインストラクションフレーズの導入と
オリエンテーションをするということは前の記事で書きました。
まだ見ていない方は、そちらからご覧ください♡
今回は、2日目のクラスでする自己紹介についてです!
日本語のクラスは、月曜〜木曜までの1週間に4回のクラスですが、
第1週は、
月曜日→クラスルームインストラクションフレーズとオリエンテーション
火曜〜木曜→オリエンテーション残りとひらがなレクチャーと自己紹介
というふうになっています。
今学期は、コロナの影響で先生も学生もマクスを着用しながら
クラスをしなければならず、また教室でもソーシャルディスタンスを
保ちながらしなければなりませんでした。
なので、事前に宿題として学生に出していた'background information sheet'
(学生のプロフィールのようなもので自己紹介に使います)
が届き次第、訳してそれぞれの学生の自己紹介を録音して
ブラックボードという大学のオンライン上のファイルに載せました。
(そうすれば学生は自分の自己紹介の録音を聞くことができるので)
通常であれば、少人数で集まってクラスの時に
自己紹介の練習をするのですが、今回はコロナの影響で
それができる分かりませんでした。
なので、一人ひとりの自己紹介を
録音してブラックボードに載せたのですが、
これが意外と良かったみたいで、
事前に自分で2時間聴いて練習したという学生もいました。
また、火曜日は初めての練習なので、やはりイントネーションや
発音が母語っぽかったりしたのですが、
水曜日、木曜日と練習するにつれ、
明かに日本語のイントネーションになっていたり、
スムーズになっていたりと、学生がしっかり練習していたことが伝わりました✨
一人一人の自己紹介の録音は5分程度だったので、
簡単な仕事ではなかったのですが、
こうやって練習してくれると、嬉しいし、もっと学生が上手になるように
頑張ろうとこちらのモチベーションも上がります。
この自己紹介の練習の様子もYoutubeにアップする予定なので、
是非見てください♡
日本時間、9月11日金曜8時の予定です!
以上が1週間目のクラス内容です。
ひらがなレクチャーについては、
・日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があること
・日本語の母音は5つしかないこと(「い」は'it'の音ではなく、'eat'の音)
・日本語は母音と子音で成り立っていること(あいうえお以外)
・ピッチ(雨VS飴)
・長母音、促音便(来たVS聞いたVS切った)
・こなVSこんな
など英語と違う発音についても説明しながらひらがなのレクチャーをします。
ひらがなは時間をかけてレクチャーでは教えないので、
学生は自分で勉強しなくてはいけません。
まだひらがなの勉強をしていないのに、台風先生はクラスの時いきなり
ひらがなで板書していたので、学生は戸惑っているようでしたが、
自分で勉強してきてしっかりついて来ていました。
本当に彼らの根性、ガッツには毎日驚かされます。
「プッシュすればできる!」
と先生が言ってるのはまさにこのことです。
次回は、レッスン1のレクチャーについてまとめたいと思います。
(おまけ)
クラスでは「おはようございます」「さようなら」などの挨拶は日本語でします。
先生も私も日本語でいうので、学生も日本語で挨拶するようになります。
すると、ここでよくあるのが、
「ありがとう〜」
と学生がいうことです。
すると台風先生は、「social linguistically(社会言語的)に学生が先生に向かって「ありがとう」とは言わない」という事をはっきり使えます。
理由がわかれば学生も「ありがとうございます」というようになります。
細かいことかもしれないけど、最初のうちからしっかりこういう事を伝え、
言語だけでなく文化的な事も教えるのは言語の先生として
とても大切なことだと思いました。