レッスン1 レクチャークラス 『目から鱗の日本語教科書』#JUMPsystem
こんにちは!
今日は台風先生の『目から鱗の日本語教科書』の
レッスン1のレクチャークラスの内容をまとめたいと思います。
新学期が始まり、今までにクラスルームインストラクションや
自己紹介、ひらがなレクチャーなどをしてきました。
まだ読んでいない方はそちらも読んでみてください✨
では、さっそくL1のレクチャークラス(LC)についてです。
まず、一番最初に台風先生が定義していたことは、
日本語には述語が三種類ある
ということでした。
Youtubeチャンネル「台風先生のJUMP Japanese!」
やJUMPsystem オンラインMTGへ参加している方は
耳にタコができるくらい聞いていると思いますが、
それくらい大切なことです。これが骨組み(土台)になっていきます。
三種類とは、
①Nominal + Copula (名詞+だ)
②Adjectival(形容詞系)
③Verbal(動詞系)
これらのことですが、
①Nominal + Copula (名詞+だ)➡️ レッスン1
②adjectival(形容詞系)➡️ レッスン2
③Verbal(動詞系)➡️ レッスン3
と、「目から鱗の日本語教科書」では
それぞれ順番に学習していくプランになっています。
そして、次に大切なことは、この課では
二つの文節しかない
ということです。
どういうことかというと、
L1の骨組み(基本文型)は、
/Xが/Yです。/
ということです。
文節とは、
/名詞+助詞/
または
/名詞+コッピュラ(です)/
のことです。
まさに、
/Xが/
/名詞+助詞/
/Yです。/
/名詞+です(コッピュラ)/
と、
この二つの文節を土台に、
単語や助詞を入れ変えたり、
「名詞+です」の活用で文を作ったりしているのです。
実際には以下の3つをベースにしますが、
・/Xが/Yです。/
・/Xは/Yです。/
・/Xも/Yです。/
結局、大きくみると、
/Xが/Yです。/
このストラクチャーで、
Xが大事な情報(未出の情報)であれば、「XがYです。」
Yが大事な情報(Xについて説明する時)であれば、「XはYです。」
as wellやtooと言いたい時には「XもYです。」
「XはYです。」
このXについては削除されることがしばしばあります。
「(Xは)Yです。」
だから、
①「私が学生です。」
②「先生はアメリカ人じゃないです。」
③「田中さんもアメリカ人じゃないですか。」
④「スミスさんは日本人じゃなかったです。」
⑤「日本語の先生は鈴木先生と喜友名先生です。」
⑥「喜友名先生は学生でした。」
このように文の長さは違っても、疑問文でも肯定文でも否定文でも
学生は、これらを全て
二つの文節で処理しています。
①/私が/学生です。/
②/先生は/アメリカ人じゃないです。/
③/田中さんも/アメリカ人じゃないですか。/
④/スミスさんは/日本人じゃなかったです。/
⑤/日本語の先生は/鈴木先生と喜友名先生です。/
⑥/喜友名先生は/学生でした。/
全て、
/Xが/Yです。/
を土台に単語や助詞を変えたり、
「Yです」を活用させたりしています。
⑤に関しては、「XとY」や「XのY」で大きい名詞ユニットにして
XとYの部分に当てはめて、名詞と全く同じように扱っています。
(「日本語の先生」=名詞(XのY))
(「鈴木先生と喜友名先生」=名詞(XとY))
今までに、
①日本語の述語は三種類
②文節は二つ(基本文型は「XがYです。」)
②-1 「XがYです。」「XはYです。」「XもYです。」
③「XのY」「XとY」は大きい名詞、つまり名詞として扱う
という話をしました。
次に、質問への答え方です。
以下①〜⑥は全て疑問文ですが、①〜③と④〜⑥では
答え方が違います。
①ーか。
②ーね。
③Xも。(↗︎)ライジングイントネーション
④Xは。(↗︎)ライジングイントネーション
⑤ーか。ーか。(alternate question)
⑥wh-Q.
①〜③は、
「はい」または「いいえ」で答えるのに対し、
④〜⑥は
「はい」「いいえ」で答えません。
これをしっかり学生に理解させた上で、ドリルをしていきます。
レクチャークラスで知的理解をして、
ドリルクラスでスキルを磨いていくわけですが、
レクチャーの時には、英語から日本語に訳したり、
メカニカルドリルで理解の確認もします。
そして、数字についても数え方のコツをレクチャーしていました。
時間
・ふん VS ぷん
(5,15,25,35,45,55ふん)(10,20,30,40,50ぷん)
・数字の数え方
このレクチャーについてもまたyoutubeで動画を上げる予定なので、
乞うご期待!✨
今回の台風先生のレクチャーをまとめると:
①日本語の述語は三種類!
②文節は二つ(基本文型は「XがYです。」)←活用も確認
②-1 「XがYです。」「XはYです。」「XもYです。」
③「xのy」「xとy」は大きい名詞ユニット、つまり一つの名詞として扱う
④それぞれの質問への答え方
⑤数字(Number system)
以上のようになります!