オンラインクラスってどうなの??
こんにちは!
大変お久しぶりです。。
コロナの話題で持ちきりですが、みなさまご無事でしょうか?
ここアメリカは感染者数が世界一で、一ヶ月以上自粛生活が続いています。
運動や買い物の時にしか外に出ません。
みなさんもお気をつけください。
2019年の11月からブロブを始め、週に一回は書くようにしていましたが、
今まで教室で行っていたクラスがオンラインクラスに切り替わり、
前例のないことで、どのようにオンラインでクラスをしていくか、
スケジュールはどうするか、そしてレクチャークラスのビデオを撮ったりなど
忙しくしているうちに、クラスも始まり、
毎日忙しさの限界を超えるような日々を過ごしていました。
オンラインクラスのことで精一杯で、ブログを更新することができなかったのですが、
オンラインクラスが終わり、余裕がでてきたので、
今回は
・オンラインクラスはどのようなカリキュラムでしたのか
・実際にやってみてどう感じたのか(学生と教師、それぞれの観点から)
・メリット・デメリットは何か
これをまとめていこうと思います。
オンラインクラスはどのようなカリキュラムでしたのか
これについてですが、これは前に
この日本語のプログラムはどういうことをしているのか、
というのをまとめた記事があるので、まだ読んでいない方は先に読んだ方が
具体的にイメージできると思います。
1年生と2年生はレクチャークラスとドリルクラスで構成されているのですが、
オンラインではこのプログラムでやっているようなドリルが難しい
という話を先生とし、ドリルクラスはしないことになりました。
理由は、
・誰をみて話しているのか画面越しでは分からないため、
毎回名前を読んで質問しなければならないこと
・Wi-Fi環境が悪い学生の場合、その学生が話している途中で
画面がフリーズしたり、聞こえなくなったりしてしまうこと
これ↓は、クラスが終わって気付いたことですが
・face to faceでドリルをしていた時は、文法や発音、イントネーション
が違った場合、すぐに指摘することができたのですが、オンラインだと多少のズレがあり、
学生のミステイクを直すタイミングが掴みにくいこと。
結果、お互いが同時に話して「あ、どうぞ」という場面が多かったです。
faceto faceの時は、こちらが直そうとしたら、微妙な表情の動きや体の動きなどで
「何か言うのかな」と察しやすいですが、特に小さなオンラインの画面ではその微妙な動きに気付きにくいので、相手の表情が読み取りにくいと感じました。
ドリルクラスで具体的にどんなことをしているのか、
まだ読んでいない方はこちらも参考にしてみてください♪
この日本語のプログラムは、大まかに言ってしまうと、
レクチャークラスで土台である文法を学習し、
それをスキルとして定着させるために
ドリルクラスで会話をして(リスニングとスピーキング)
さらに、宿題でリーディングやライティングの練習をしています。
リーディングとライティングは基礎となる文法がしっかりあれば、
学生自身でできるということから、宿題にして、
(TAが毎回チェックしてコメントもします)
学生自身でできないこと、つまりリスニングとスピーキングを
教師と一緒に学習できるようにしています。
ここの学生は、日本で日本語を学習している学習者とは違い、
クラス以外ではほとんど日本語に接することがない学生なので、
このカリキュラムは、
より効率的に学生が伸びていくように鈴木先生が試行錯誤して導いた方法です!
しかし、オンラインクラスではドリルクラスをしないことになったので、
代わりに今までの宿題に日記を加えて、提出させるようにしました。
参考に一年生のオンラインスケジュールの一部を添付します。
今学期9週目は、オンラインクラス最初の週ですが、
帰国中の中国人の学生が多かったので、
実際に日本語のクラスのオンラインが本格的に始まったのは
2週目(スケジュールでは10週目)でした。
オンラインクラスの基本の流れ↓
STEP1: レクチャー(自習)
レコードされたレクチャービデオ(10-20分)を見る
STEP2:ドリルのレコード(宿題)
ドリルクラスの代わりとして録音された質問(先生と私がレコードしたもの)を聞いてそれに答える。その際に自分の答えを録音して提出する
STEP3: クイズと、ワークシートや日記などの宿題(クイズと宿題)
理解を深めるためにクイズやワークシートを毎日する。
日記は、今までに習った文法や語彙を使って自分の言葉でまとめる。
STEP4: ゴーオーバー(Zoomでクラス)
STEP2と3の宿題やクイズのゴーオーバーを先生がする。
この時、Zoomでのクラスミーティングは3人から4人に分けて、
学生一人一人のミステイクを確実に直せるように工夫しました。
教師側の準備としては、
・レクチャークラスのレコーディング
・クラスのスケジュール
・学生のグループ分け(中国にいる学生は時差が12時間ある為それを考慮しながら)
・ドリルクラスの代わりの質問レコーディング作成
・blackboardで宿題提出用フォルダを作成
などがありました。
長くなってしまいましたが、まだ最初のトピックしかまとめられていないので、
・実際にやってみてどう感じたのか(学生と教師、それぞれの観点から)
・メリット・デメリットは何か
この二つは次回、まとめたいと思います。
では、コロナに負けずにお家時間充実させましょう♪