新しい日本語教授法 JAMPsystem!

2018年夏から、台風先生のTAとして日本語教育に奮闘しているIkumiが実際にアメリカの大学での日本語教育やアメリカでの刺激的な生活を通して考えたことや学んだ事などを記録していきます。

学生観察日記🌸7週目<コツコツ、積み重ねていく>

こんにちは!

最近は、他のプロジェクト進めたり、和太鼓の練習で

忙しかったりと、ブログの更新ができていませんでした。。

すみません(T . T)

 

二週間分の学生観察日記がたまっていますので、

早速始めたいと思います!

 

が、7週目の振り返りは、約2週間前のクラスのことで、

印象に残っているのが1年生のことだけなので、

それだけでまとめたいと思います!

 

 

一年生:新しいレッスンを学んでいる時に、前のレッスン内容がinternalizeされてくる

二年生:16課のドリルクラス

アッパークラス:試験

 

 

 

一年生:新しいレッスンを学んでいる時に、

前のレッスン内容がinternalizeされてくる

 

どういうことかというと、一年生は今学期、教科書5課の付録(direct-style)から勉強しています。

今学期に入り、学習内容が少し難しくなりました。

direct-style (常体)を勉強し、

てフォームを使った文法(ています、て来ますなど)、

他にも様々な文法項目がありますが、たくさん新しく勉強することがあっても

今までのペースと変わらず、レクチャークラスが終わったと思えば、すぐそのドリルクラスをして、、

ということをしています。

 

6課のドリルクラスをしている時は、やはり、てフォームの作り方でてこずり、

スムーズに「ています」が言えない学生がまあまあいました。

でも、7課のレクチャーでさらに新しい文法が出てきて、

学生の頭の中も混乱している中、

7課のドリルクラスをしているときに、気づいたことがあります。

それは、「6課のグラマー(ている)がスムーズに言えるようになっている」ということです。

 

JUMP SYSTEMの特徴の一つですが、

土台をしっかり構築して、積み重ねていく!そしてInternalize(自分のものに)する!

1課で勉強したことを2課でも積み重ねていく、例えば、

2課のドリルクラスでは、2課だけの文法でドリルをするのではなく、

1課で勉強したことも混ぜながら(復習しながら)

しかも流れのある会話でやっていきます。

 

3課のドリルクラスでは、1課から3課まで勉強してきたことを使いながらドリルをします。

すると、2課ではまだ言いにくそうにしていた文型/文法が、3課ではスムーズに言えるようになり、今度は3課の文法が、、、というように毎回のドリルで学生の成長を感じます。

知識として学んだことをスキルにするために、

聞いて、答えるという訓練を積み重ねて、

学生は話せるようになってきていると思います。

 

 

今は、7課を勉強しているので、ドリルクラスでは1課から学んできたことが

どんどん出てくるし、それが復習にもなり、

internalize(自分のものに)するための練習にもなっていて、

すごく効率的だと思います。

 

これは、前の記事でも言っていることですが、

実際に学生がInternalize(自分のものに)していく過程を間近で見ていて、

すごく新鮮でした。

 

 

学習者も学んでいることを実感し、

教師も学習者が学んでいることを感じることができる瞬間というのは、

嬉しい限りです。

 

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サマータイムになり、日も長くなりました✨