新しい日本語教授法 JAMPsystem!

2018年夏から、台風先生のTAとして日本語教育に奮闘しているIkumiが実際にアメリカの大学での日本語教育やアメリカでの刺激的な生活を通して考えたことや学んだ事などを記録していきます。

Any questions?から始まる授業

私が初めてこの日本語のクラスを見たとき、

衝撃だったのが、この言葉です。

 

「Any questions?」

から始まるクラス。

 

 

リッチモンド大学の一年生と二年生の日本語のクラスは、

レクチャークラスとドリルクラスがあります。

レクチャークラスでは、先生が英語で文法の説明をし、

学生の理解を確かめるためにメカニカルドリルをしたり、トランスレーションをしたりします。

ドリルクラスでは、日本語だけで実際に会話をして、

レクチャークラスで習った文法がどんな時にどういう流れで出てくるのか/使えるのかっていうのを体感させます。

 

レクチャークラスの前には、必ず

チェックアップクイズがあります。

チェックアップクイズとは、その課の大事なポイントをまとめたクイズです。

だから、予習してこない人は問題が解けない仕組みになっています。

 

 

そして、毎回のレクチャークラスが

Any questions?から始まるのも私にとって衝撃でした。

 

先生に教案なんて無くて、質問に答えながら、

レクチャーをしていきます。

頭の中で整理された知識を、

どう説明したら分かりやすいかと

色んな引き出しを使いながら教えてる。

そして、自分の知ってる知識や、

教えたい事を全て教えるんじゃなくて、

どこまで教えるべきかってのも

常に考えながら説明しています。

 

まだ私は、そこまでの余裕は持てませんが、

 

 

どういうアプローチで教えるかと同時に

どこまで教えるべきかってのも考えること

 

 

それも教師の在り方だと思います。

 

そこまでのレベルに行くにはかなりの努力を要すと思いますが、

それが学習者目線であり、その方が学習者も効率的に学べるはずなので

精進していきたいと思います。

 

学習者に学んでいることを実感させることができる教師になれるように。。

 

良いお年を♪

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私が一番好きな道 ここを通るとまだ来たばっかの新鮮な気持ちが蘇ります